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アート

挑戦。新しい達磨さんのかたち

日本人の心に溶け込みつつも、偉大な「達磨さん」そんな親しみ深い「達磨さん」を新しい手法で描く田中さんの想いをお聞きしました。
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その1:ものづくりの精神を込めて

その2:日本人の心に溶け込む達磨さん

その3:だるま刻画ができるまで

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その3:だるま刻画ができるまで

01|02|03

木選び
会長花器

苦労その1:木


これだけ多くの作品作りをする中で、最も大変な行程をあげていただきました。
達磨を描き始めるまでの下準備が達磨を描く時よりも苦労するそうです。
栓の木は固く木彫りに最適だそう。1メートルから1.5メートルほどの幅で木の一番良いところを選び、作品にするそうです。木の選別も田中さんが直接、材木屋に出向いて選ぶそうです。木は作品の最も基礎の部分。材料探しに手は抜けない。ですが今では木材も環境問題で取れなくなっているためこれといったものが手に入らないことが多くなっているそう。木の見極めも田中さんが気を遣う部分です。懇意の銘木屋に出向き、現物を見て自分がよいと思ったものしか使わないそうです。田中さんが銘木屋にこだわるのは、刻画に最適な木の部分を選ぶためです。
また田中さんは大きな作品を作るばかりではありません。細い木にも達磨さんを描かれるそう。細い作品は丸太のいらなくなって捨てるようなところで作ります。これも気に入るものがなければ購入しないし、何度も何度もそのために足を運ぶそうです。
気にいった木の保存も一筋縄ではありません。3年くらいすると木は色が変わってきます。湿気と光で焼けたりするので、そこにも気をつけなければならないのです。


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