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旅の風景を描く

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和室に飾られている壁掛け

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 横糸にする布を裂いたり色合わせに多くの時間がかかったり、また力の入れ具合で変わる目の大きさに納得が行かず、ほどいてやり直すことがあったり、織る過程で様々なことがあるが、そんな苦労も作品ができるまでの楽しさでもある。と服部さんのお話から感じる。

 今後、「作ってみたい作品は?」とたずねると「お花やお茶の習い事があるときによく着物を着ていくので、帯を織ってみたい。」と語ってくださった。別の趣味に活用できるものを自らがつくることができることは、極上の幸せだそう。
「糸や布はたくさんあるから、まだまだたくさん作りたい」という言葉がとても印象的だった。 服部さんの織物は、これからも1本の糸に新しい命を吹き込んでくれる。


 

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