私的画報 私的画報 表紙へ 記事一覧へ戻る お問い合わせ 執筆者募集
クラフト

布のステンドグラス「モラ」

パナマの民族工芸である、モラ。その鮮やかな配色と独特の図面に魅了され、数多くの作品を手掛けて来た、加藤さん。そんな「モラ」の魅力について語っていただきました。
加藤千枝 プロフィールを見る
過去の記事一覧

その1:布のステンドグラス

その2:モラができるまで

過去の記事一覧を見る
 

その2:モラができるまで

01|02

 身近な道具で出来るのも、モラの魅力のひとつです。


index_p04.jpg
index_p05.jpg
index_p06.jpg index_p08.jpg

愛用しているモラの七つ道具の一部。

index_p07.jpg

ゴミ箱のつもりで作った作品は、収納箱や、そのままインテリアの一部に活用したい品。

 モラ作りに使用する道具はどれも身近なものばかり。
 “7つ道具”と呼ばれる道具は以下の通りです。

  • モラバサミ…先が曲がったはさみ。カーブばさみとも言う。
    布に切り込みが入れやすいようになっている
  • 鉄筆(骨筆)…図面を布に転写する時に使用する
  • ブロード布
  • しつけ糸…布に合わせて用意する
  • ユニパー、チャコペーパー
  • 油性マジック
  • 針…加藤さんはめりけん針8号を愛用。

特徴的なものはモラバサミと鉄筆くらいで、これも代用がきくそう。「道具の揃いやすさも、モラの魅力のひとつですね」


 

index_sstit03.gif


 実に多くの作品を仕上げられてきた加藤さん。
 「1点を作り上げるのに時間がかかるので、そんなにたくさんは作れないけれど…。大体1点あたり3〜4ヶ月かけて完成させます」

 中でもお気に入りは、モラの展示会に出したという魚のタペストリー。
 「モチーフも気に入っているし、色も好き。思いついてチェーンステッチで遊んだり…思い入れの多い作品です」
 また、周囲に驚かれたのはゴミ箱!モラを巻きつけて、リボンでサイズを固定できるようにしたアイデア作品です。
 「周りにはもったいない!!と言われたわ」
と嬉しそうに語る加藤さんの目は、作品への愛着に満ちていました。これからも、少しづつ新しい作品が増えそうです。

前のページへ
ページの上部へ

プライバシーポリシー

利用規約

企業案内

よくある質問

記事を読む

私的画報とは

Copyright (C)PROSIT ASSOCIATES Co,LTD All Right Reserved