先生の一言でたちまち笑顔に。

　３月は、私たち編集チームが通う名古屋経営短期大学で、年に一回行われている、一日大学生の取材をしました。そしてこの日は高校生を対象にしたオープンキャンパスも同時に開かれました。

　午前は米津さちこ先生のユーモア講座。とても面白い先生で終始笑顔が絶えず、その顔はキラキラと輝いて見えました。ときには声を出して笑い、ときには真剣な顔で聞き入り、先生のそのユーモア溢れる話に引き込まれている様子でした。教室生の方に話を聞くと「今、一人暮らしなのでなかなか笑ったりすることがないけど、今日はよく笑いましたね。」とおっしゃっていました。

　ランチタイムは、本学の学生食堂へ移動。学生気分に浸りながら、定食メニューのご飯、鮭、お吸い物など、おいしそうに召し上がっていました。感想をお聞きすると「すごくおいしかったです。私は一人暮らしなのでついつい食べ過ぎちゃうけど、食べてみて、このくらいの量がちょうどいいんかなと思いました。」と話してくださいました。お昼の後は、私たち編集チームが今まで行った取材の発表会をしました。うなずいて見ている方や、隣の人と話しながら見ている方。
みなさん笑顔で見てくださったので、「今まで頑張ってきてよかったな。」と思いました。

　

左上：歌う英会話の授業。 右上：お年玉作りの授業。 左下：体操の授業。 右下：パソコンを使った脳トレの授業。

　午後は４つの講座があり、それぞれ希望する講座にわかれました。総合ビジネス学科の『英語で歌って！脳の活性化』、子ども学科の『お手玉をつくろう！』、健康福祉学科の『健康体操』、『認知症予防の脳トレ』。「午後の講座をとても楽しみにして来た。」という方や「大学に来ることができてうれしい。」という方も中にはいらっしゃいました。短大の学生、高校生も一緒に参加し、楽しそうに受講されているのが印象的でした。
　また、ある教室生の方は、「短大での一日大学生に毎年参加していて、今回で３回目ですよ。何回参加しても楽しいですね。いろいろな人とお話もできるし、新しい体験もできるので、また来年も参加したいです。」と、とても満足された様子でした。

時折、生徒さんを巻き込んだ笑いを見せてくれます。

　平成の女きみまろ　米津さちこ先生（ユーモアセラピスト）の「ユーモア会話術＆ユーモアコミュニケーション」という講座がありました。

「笑うわよ皆さん！」　「今日も藤原紀香だわーと思いながら化粧してきました。」
　オープニングから面白いトーク満載の米津先生。会場内の60名以上の教室生は大爆笑でした。
　 まず、「コミュニケーションってなに？」「どうして人はコミュニケーションを取るの？」という話から「第一印象は何秒で決まると思う？」やメイク療法やお笑い療法、今まで笑わなかった方が笑うようになった先生の体験話など約１時間半という時間の中でたくさんのことを話してくださいました。この講座の魅力は、ただ先生が話しているだけではなく、会場の中を歩きながら教室生に答えてもらおうという参加型。

「第一印象は何秒で決まると思う？」と問いかけられる先生、「１分」、「５０秒ぐらいかな」、「３０秒」と答えられる教室生の方々。 「実は・・実験結果から言われているのが６秒！」と先生が答えられると、「えぇーーー」という声がたくさん聞こえました。正直、私もビックリでした。「だからね、第一印象は大事なんだよ。色と表情は印象に残るんだからね。」と、先生の話にうなづいてみえました。

左上：お題の紙を貼ります。 右上：お馴染みのあの方ですね。 左下：お題の人をあてる為みんなに質問していきます。 右下：どうやら正解したみたいですね。

　続いて、全員参加のゲーム。１１人でグループを作り、１人、ゲームの解答者を決めます。（今回は１１人でしたが、何人でも出来ます。）ゲームの解答者は１０人の人に質問をしていくという簡単なゲームです。もちろん、今日初めて会った人や初めて会話をしたという人もいるのですが、協力してグループを決めたり、優しく声をかけたり、笑いあったり・・・という様子がたくさん見られました。コミュニケーションとは、「相手に何かを伝えて共有すること。」とおっしゃっていたのですが、このゲームもその一つなのだと分かりました。
　それから、「ユーモアは身内ほど大事！」ということも話されました。私は家族とよく喧嘩してしまうのですが、相手が怒っているなと思ったら笑うのが一番みたいです。笑えば怒っているほうがアホらしくなるからだそうで、これから私も実践してみようかな？（笑）

　講座の休憩中に教室生の方に感想をお聞きしたら、「気持ちが一つになって楽しく、ゲームをやって知らない人にもコミュニケーションがとれたました。」と、とても嬉しそうに話されました。