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園芸

ハーブガーデンにようこそ

ハーブは子育てと同じ――――そう話す竹尾さんが長い時間をかけてつくった300坪のハーブガーデンは多くの方に見てもらえるようにと一般開放されており、訪れた人を和ませています。
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Vol.1 私のハーブガーデン

Vol.2 ハーブのある食卓

Vol.3 ハーブガーデンが広げる人の輪

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Vol.1  私のハーブガーデン

01|02

タイム(クリーピングタイム)
ジュンベリー(色が付いていない早い時期)
フェンネル(朝露)

写真上から、タイム(クリーピングタイム)、ジュンベリー(色が付いていない早い時期)、フェンネル(朝露)。
見たこともないようなハーブが、活き活きと植生している。

小学生の休み時間のようなにぎやかなガーデンが好き


 竹尾さんのハーブ園に訪れた方が驚くのは、種類の多さやガーデンの広さではなく、そのハーブの力強さ。観光用の整ったハーブ園とは違い、緑の草や葉に勢いがあります。まるで休み時間の小学生のにぎやかさで、ハーブたちがはしゃいでいるかのように、そのガーデンは生命力であふれています。
 「いわば、ハーブのパラダイスですね。それが私の好きなハーブ園。」

 ハーブを育てるようになったきっかけは、10数年前にもらった一株のミントから。セージ、タイムと徐々に種類を増やし、数年前からハーブを料理に生かすようになりました。

 「その頃、親戚がフランス料理店を経営していました。ハーブを取り入れた料理を作っているのを、わくわくしながら見ていました。育てて花が咲くだけでも楽しいのに、使い方を試すのは、ちょっとした実験でね。ハーブは味も香りも新鮮で、活かし方は無限にあります。さまざまな発見や工夫ができるハーブに、もう夢中になりました。それ以来、ハーブに興味がある方とともに、お茶に料理に染色にフラワーアレンジメントにと楽しんでいます。」

 ガーデンの手入れだけでなく、ハーブクッキングや茶道(松尾流)、華道(池の坊)の指導も行っています。ガーデンライフを中心に、たくさんの方との関わりに忙しい竹尾さんを、傍らから穏やかに手伝ってくれるのはご主人です。
「自身も仕事に携わっていた頃から趣味で水墨画を描き、今も何とか頑張っています」
グループの方々とお寺さんの天井画と壁の蓮の絵等の製作にも励んでいるそうです。

 「60歳を過ぎた夫婦がお互いにそれぞれがやる事を認め、お互いを大切にしているから自然に協力し合えるんだと思います」

 家族の思いやりの心が元気なハーブを育て、そして人に元気をもたらし自身も元気をもらう秘訣なのだと、竹尾さんは信じています。

 
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