私的画報 私的画報 表紙へ 記事一覧へ戻る お問い合わせ 執筆者募集
旅行

ぶらり“どんど晴れ”旅紀行

ドラマの舞台を訪ねて、夫婦で旅した東北地方。初めてのフェリー、小岩井農場の一本桜、SLホテルの宿泊体験など、素朴ながらも美しいみちのくの旅路をご紹介します。
宮本 政道 プロフィールを見る

過去の記事一覧

その1:初の太平洋フェリー

その2:夕暮れの仙台上陸

その3:花巻から盛岡へ

その4:小岩井農場滞在記

その5:民話のふる里を訪ねて

その6:松島湾をめぐる

その7:再び洋上へ

過去の記事一覧を見る
 

その2:夕暮れの仙台上陸

01|02

旅の基点・名古屋港。

燃えるような色の夕焼けが広がっていました。

みちのく路のはじまりは暮れゆく仙台から


 あたりが暗くなってきた17時ごろ、ようやく仙台港に入港。到着した頃は見事な夕焼けでしたが、 クルマに乗ってフェリーから降りるのに30分ほど要してしまい、そうしているうちにどんどん日は落ちて、仙台港はすっかり暗闇の中に。

 慣れない夜道は誰しも不安になるものですが、こういう時ナビの有難さを痛感。その後さらに約1時間ほど走って、仙台市内のホテルに無事チェックインしました。


 さて、晩飯のお目当ては、仙台ときたら「牛タン焼き」。仙台は牛タン焼き発祥の地といわれており、市内には牛タン焼きのお店が約60店舗もあるそうです。

 フロントの係に仙台牛タン焼きが食べられるお店のマップをもらい、事前にガイドブックでチェックした、お目当ての「牛タン店」にまっしぐら!・・・と行きたいところですが、そこは不案内。あちらこちらの通行人のおにいさんやおねえさんに店の場所を聞きまくる羽目になりましたが、嫌な顔もされずに(仙台は親切な人が多い)辿り着いたのでありました。
店に到着すると、居ました「牛タンの元祖」の店主(2代目。初代は故人)。しかしガイドブックに載っていた本人を目の前にして、やや興奮気味の私。日本人はなぜ元祖、本家というフレーズに弱いのでしょうか。
 この店主が睨みを利かせる中、3〜4名の若い職人がせっせと牛タンを焼いています。その目の前には山積みになっている牛タンが。これがまた、笑ってしまうくらい本当に山盛りなのです。一体何頭分のタンなのでしょうか。

 そんな牛タン山脈を横目に見ながら、おそるおそる注文すると出てきました肉厚!の牛タンが。 普段、焼肉屋で注文すると透けるようなタンにお目にかかりますが、比べると確かに厚い!歯ごたえも全然違います。
 写真が取れれば良かったのですが、店主の睨みが恐ろしく、シャッターを押す勇気がありませんでした。気になる方は、ぜひ現地を訪れてみてください。

牛タン焼き+麦飯+テールスープという定番中の定番に舌鼓をうち、満足に店を出た我々でありました。
 あとから入ってきた見るからに旅人らしい人が、やはり同じ定食をオーダーしていました。 我々も旅人か。

 
前のページへ

その3:花巻から盛岡へ

次のページへ
ページの上部へ

プライバシーポリシー

利用規約

企業案内

よくある質問

記事を読む

私的画報とは

Copyright (C)PROSIT ASSOCIATES Co,LTD All Right Reserved