そこで先生についていくという選択肢もありましたが、岡本さんはあえてフリーになる道を選びます。 フリーになった岡本さんはいままでのコネクションを生かして撮影などの仕事をこなしながら、一般の方を対象とした講演を行うようにもなります。
仕事の幅が広がっていく過程で、何度も「起業」に誘われたという岡本さん。
それでもその道を選ばなかったそこには、岡本さんの美学があります。仕事も軌道に乗って、起業もやろうと思えば出来た。それこそ多くの富を手に入れられる可能性もあった。 でも起業よりも、フリーを選んだ理由。それは、ヘアメイクは職人として始めて、好きでやっている仕事だったから。
好きだから、自分が満足できる仕事さえできればそれでいい。岡本さんの無欲で尊い気持ちは、仕事をする上でとても大切なものに思えてなりません。 転機は、そのとき定期的に仕事で訪れていた大好きなブティックの店長さんからのお言葉だったといいます。
「痩せるのあるんだけど、やらない?」 岡本さんにとって、ダイエットはいままで大きなテーマでした。高校の頃からダイエットを何度も行っており、プロのエステにいってもリバウンドしてしまうほど。 20代には無理なダイエットから拒食症と過食症をいったりきたりするようになってしまったといいます。
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