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スポーツ

水上の頭脳ゲーム

水上の格闘技とも呼ばれる競艇。運・不運が勝敗を決めると思われがちだが、実は推理力と分析力が求められる高度な頭脳ゲームである。競艇ファン33年目の筆者が、アタマに研ぎをかけて全国の競艇場を巡る。
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過去の記事一覧

第1回 推理ゲームとしての競艇

第2回 ゲームを決めるもの【その1】

第3回 ゲームを決めるもの【その2】

第4回 日本全国・競艇場めぐり
  【広島:宮島篇】

第5回 日本全国・競艇場めぐり
  【愛知:蒲郡篇】

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第1回  推理ゲームとしての競艇

01|02

思い出の浜名湖競艇場。天気が良い日は富士山が見える。

思い出の浜名湖競艇場。天気が良い日は富士山が見える。

競艇を愛して、西へ東へ


 私が初めて競艇場に足を運んだのが、昭和51年1月2日の浜名湖競艇場ですから、もう32年前です。それ以来今日まで、どっぷり競艇ファンです。競艇場は、北は群馬県の桐生競艇場から南は長崎県大村競艇場まで、全国に24場ありますが、もちろん、全競艇場へ足を運んでいます。

 そもそも、若い頃から、競馬、パチンコ、麻雀とギャンブルは大好きでしたが、競艇はやったことがありませんでした。ところが、今は競艇しかやりません。どうしてあんなに好きだった競馬を止めて、競艇が好きになったのか?それは、競艇は競馬より「推理する要素に信頼性が高い」からです。



(上)競艇場の大時計。(下左)舟券。(下右)舟券発売窓口。

(上)競艇場の大時計。針に合わせてスタートを切る。
(下左)これが舟券。この一枚に推理と直感のすべてを注ぎ込む。
(下右)舟券発売窓口。

  競馬は「馬」が走りますが、「馬」はしゃべりません。馬に代わって、調教師さんや騎手の方が馬の調子を代弁し、それがスポーツ新聞とか予想専門紙の記事になります。
レース後の調教師さんや騎手の方のコメントで「どうして走らなかったのかわからない…」とか「調子が本調子でなかったのかなあ…」とかの言葉を耳にするたびに、「おいおい、走る前は調子が良いと言ってたじゃないの」と、ちょっと不安になることがたびたび続きました。

そのうちに、だんだん、「命の次に大切なお金」を賭けることが、ばからしく感じるようになってきました。そんな時、競艇に出会ったのです。

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