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左:オレンジの花に大降りのリボンが映える
右:紫陽花の花がまるでウェディングドレスのよう |
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器と花のバランスが絶妙。
器の選び方にも、センスが光ります |
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鬼頭さんのステキなプリザーブドフラワーのアレンジの秘密、それは洋書にありました。洋書を参考にして、外国の生花を参考にするとひらめくそうです。 さまざまなデザインされた花をみて「いかにプリザーブドにできるか。と考えるのがとても楽しい。海外では男性によるプリザーブドフラワーのアレンジが日本よりも多いんです。」プリザーブドフラワーのアレンジと生け花のアレンジ、ドライフラワーのアレンジはそれぞれ少しずつ異なった「コツ」が必要です。お花はお花でもそれぞれに似合ったアレンジ方法があるのです。 そして「男性の作品は女性よりも斬新で学ぶことも多いんですよ。」鬼頭さんはその中で自分のセンスを磨き、作品に反映します。
「作る時は集中して一気に作ります。」製作に時間をかけるとお花もダメになってしまうのです。そしてプリザーブドフラワーは直射日光が苦手で、湿気に弱く、色が抜けることから場所を選んでしまうという欠点もありますが、 「欠点のないものは輝かない、そして欠点があるからこそ、そのものには美しい瞬間がある。」 「イメージを作って材料を揃えると自然に集中して作ることができます。」 またプリザーブドフラワーを作るにもやはりなれないと時間のかかるものです。今の先生の技術は、もちろん長年、磨かれたものであることは間違いないと作品からわかります。 「最近では頼まれて作ることが多くなったことで作品に対する責任も出て来ました。」趣味にとどまらず、責任もありながら、かつ楽しみながら作っているようです。
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