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のどかなモンゴルのゲル風景 |
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エーデルワイス |
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お祝いの時に飾る七段のヘビンボーブ |
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きし江さんがモンゴルに興味を持ったのは、息子さんのモンゴルへの留学がきっかけだそう。 最初は、モンゴル語も話せず、モンゴルが何処にあるのかさえ知らなかったそうです。 しかし、きし江さんがモンゴルに取材のため訪れるとあまりの花の美しさに感動し、そこではじめてモンゴルの良さを知り、安心したといいます。 そして、あっという間に、モンゴルのとりこに。 2006年に息子さんのホームステイ先の長女(12歳)が血液の病気になったという報告を受けました。モンゴルでは治療できないため、きし江さんは募金活動を始めます。文房具や医薬品を買いモンゴルに持って行ったり、ボーブ(モンゴル料理で揚げパンのこと)を1袋100円で日本で売り、そのお金を募金にあてました。そんな想いが通じたのか、無事治療ができ、今ではモンゴルで幸せに暮らしているそうです。このように絆を強く感じさせる出来事は他にもあります。 きし江さんが怪我をした時、それを聞きつけたモンゴルの家族は、草原の草が入った枕をプレゼントしてくれたそう。モンゴルの人たちの温かさ、そして、きし江さんとの絆の深さにお話を聞いていると温かい気持ちになります。モンゴルと日本では環境も全く違いますが、心はちゃんとつながるのだと感じさせられました。 厳しい自然の中、共同生活でないと生きていけないモンゴルの生活。だからこそ命を大切にしています。日本人が忘れてしまった、一番大切にしなければならないことをモンゴルの人に教えられるそうです。当たり前のことが当たり前でないことを私たちは一度考えなければいけないのかもしれません。
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