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トルソー |
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プライベートな場所 |
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これまで作られてきた作品は秀作を含め100点にものぼるそうで、最近徐々に自らの作品の方向性や特質が見えてきたようです。
「多くの先輩方は、先生の技術や伝統を伝えていこうとされてるんですが、高齢化している中で私は若い世代の人に日本の和紙をもっと知ってもらいたいというのがあって。ちょっと変わったちぎり絵にしています。ギャラリーに出しても、見に来られる方の年齢層が高いものですから、反響はあるんですが、もっと若い子達にちぎり絵の作品を見てもらいたいんです。日本の伝統的なもので、こんなに素晴らしいものがあるんだよってことを、知って欲しいんです。」
平崎さんの作品は雑誌の切り抜きが題材に使われていたり、構想が斬新で、一目見ただけでは和紙だと思えません。近くでよく見ると、全部和紙で、しかもとても細かい作業がされています。色の使い方も大胆であったり、それでいて繊細な印象は備えている不思議な作品でした。それらは現代的で、若い世代の方にも感動を与える作品だと感じました。思い描いたイメージにぴったり合う材料を見つけることを妥協しないこだわりも、平崎さんの作品をつくりあげる1つの要因として大きいのでしょう。 自分らしい作品ができつつある今、「自分の作品を見てもらいたい、広めたい」という考えから、Facebookや市民ギャラリーで作品を上げるなどして活動の場を広げているそうです。
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