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FACE T |
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儚く夏 |
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現、恩師のもとで、ちぎり絵を再開した平崎さん。初めは「風景」や「雀」など、秀作の宿題が出されていたそう。その後、オリジナルの作品を作る機会があり、自分の頭の中にあるイメージを実際に形にしてみたい、やってみたいという気持ちから挑戦することにしたそうです。
「今の先生じゃなかったら、私はこのような作品は絶対作っていませんでした。」
豊富な感性をもつ先生のご指導があったからこそ、自由な発想で、自分の思う構想で、作品作りができたのだと教えてくれました。
でもやはり、作品を作り上げるのは大変。一度作業に取り掛かれば1週間〜10日程で出来上がるようですが、何より一番苦労するのが題材を集めることだそう。そのテーマを決めるのに3、4ヶ月かかることもあるようです。
実際に平崎さんの作品を見させて頂いたのですが、そのどれもが「和紙」に抱いているイメージを変えさせるものばかり。和紙の淡い部分だけでなく、力強さももった他の素材では再現できない和紙の可能性が感じられました。その中で、一番お気に入りの作品を教えてもらいました。かかしの人形が描かれているその作品は、とてもあたたかく、そしてやわらかさが伝わってきました。
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