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色鮮やかな動物や鳥の作品。 |
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目の覚めるような赤を基調とした、色とりどりの布と刺繍。
見たことのないような幾何学的な図柄。
「これが、パナマの民族工芸である、モラです」
大きな額にはまった作品を愛しそうに見つめながら、加藤さんが説明してくれました。
モラは、何枚もの原色の布を重ねてはさみで切り込みをいれ、逆アップリケの手法で、動物や鳥、自然を描き、カラフルに模様を表現するユニークな民族手芸です。パナマのサンブラス島に住む、先住民クナ族の女性の民族衣装がそのはじまりといわれています(衣装そのものと、それを作るテクニックを含めてモラというそう)。
日本でも徐々に愛好家が増えており、モラを教える手芸教室がどんどん増えているそうです。
「長年勤めた会社を退職して、何かやりたいなって思ったの」
新たに何か打ち込めるものが欲しかった加藤さん。通信教育をしてみたり、文化センターに訪れていろいろな教室に顔を出したりしたそうです。
「賞状書士の勉強をしたり、ちぎり絵の教室に通ったりもしました」
しかし、どれもいまひとつ没頭できない。もっと夢中になれるものに出会いたい…。
そんな中、たまたま見かけたのが鳥を描いたモラ刺繍。
その鮮やかな色彩に、一目で魅了されたという。
「もう、見た瞬間にステキ!!と思ったわ。色も鮮やかで元気が出そうだし、図案も独特で見ているだけで楽しい。是非やりたい!と思って、モラ手芸の教室に通うことを決めました」
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