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夏季にぴったり、水出しの白茶。 茶水にはほぼ色がつかず、独特の味わいがあります。 |
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表の絵柄が、ほんのり透けて見えるほど薄く、繊細。
内側から見ると、また雰囲気があって美しい。 |
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「中国茶」というと、ちょっと特別な感じがするもの。山本さんは、そんなイメージを払拭したいと思っているそうです。
「ポイントさえきちんと押さえれば、自宅にある道具を利用して気軽に美味しい中国茶を淹れることができます。高い茶器を揃えなくても、気軽に急須と湯飲みさえあれば始められるんです」
最近では、アジアへ出張や海外旅行に行く人も増えて、お土産でお茶を買ったり貰ったり人も増えました。しかし『道具がないから』『淹れ方が分からないから』という理由でそのまま眠らせてしまう人も多いそう。
「形式的に正しいお茶の淹れ方は、やはりたくさんの高価な茶器を揃え、作法を茶芸師の方に教わらないと出来ません。だからといって、全くお茶を飲まないのではもったいない」
山本さんの講座では自宅にある器具でのお茶の淹れ方や、良いお茶悪いお茶の見分け方など、より実践的なお茶に関する知識を教えています。「茶海はピッチャー、茶盤は底の深い皿、茶壷は急須で代用できます。あとはお茶にあった温度と水さえあれば、美味しいお茶を淹れることができます。私が教えていることは、中国茶の基礎の基礎。中国茶を良いなと感じてもらい、美味しく味わってことが一番の目的。作法はそれからで良い。私は、アドバイザーとしての自分の活動が、たくさんの人が中国茶を始めるきっかけのきっかけ…ステップの1段目になれれば良いなと思っています」
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