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中国茶について語る山本さん。 |
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「中国茶」と一口にいっても、その種類はさまざま。 大きく分類すると、白茶・緑茶・青茶・紅茶・黄茶・黒茶の6種類があり、更に茶外のお茶(花茶・その他の植物)があります。更にそれぞれのお茶について、産地や製法などで、細かく分類すれば、現在約1700種のお茶が存在するそうです。 「中国には中国茶の研究所が存在します。そのくらい、中国ではお茶というのは重要な文化なんです」 生活に欠くことのできない、お茶の存在。中国の歴史は茶文化と密接な関係がある。歴史を紐解いていくと、必ずそこにはお茶の存在がある、と山本さんは語ります。 古く昔から研究を重ねられてきたお茶に関する情報は、莫大。アドバイザーである山本さんは、それらのお茶に関する情報について、日々勉強しています。
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左が良品、右が粗悪品。同じ名前のお茶でもこんなに違いが。
見分けられるのは、アドバイザーとしての知識があってこそ。 |
「アドバイザーの仕事は、お茶のソムリエ、といったら分かりやすいでしょうか。淹れ方の作法や形式などよりもお茶の種類や効能についての知識が求められます」 作法については、茶芸師という別の専門家がいるそうです。山本さんは、アドバイザーでしか出来ない仕事をしたいと語ります。 「お茶によって一番美味しい状態が違ったり、効能が違ったりします。その時の気分や体調に適したお茶を選択するには知識が必要です。それを学び、教えるのがアドバイザーの仕事です。また、お茶には良いものと悪いものがあるので、それを見分ける目も必要です」
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