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女神の子守唄 | 女神の歌声は母のぬくもりのように優しく暖かく、幼子たちを夢の世界へと運んで行く。 |
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ペーパームーン | 切り絵のように空に浮かぶ月。私はまるで絵本の世界の迷い人。 |
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東京で絵を描いているときは今のような画風になることを全く想像していませんでした。写実的な絵というのは車・金属部品・靴・ボトルなどなど、いろいろな物を描いていましたが、どれも壁に飾りたいと思ってもらえるようなものではありませんでした。「上手いね!」「すごいね。」で終わってしまいました。 画風が変わったのはやはり信州の山深い森の奥の一軒家に住んだということが大きな要因であると思います。都会では見たことのない色鮮やかな季節の移り変わりや、星座を探すことのできないほどの星の数。とてもすべて書ききれない自然の恵みがあり、それらの美しい自然は絵に対してだけでなく私自身の性格にも影響を及ぼしました。常々短気を治さねばと思っていたのですが、だいぶ穏やかになったのではないかと感じています。
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