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ドキッとするお話です |
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「嫁入り」の一場面 |
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料理レシピ |
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「紙芝居の絵を描く作業の時間はあまりかからない。」
田中さんの絵は色鉛筆の優しさが生かされていて素晴らしいのだが、時間がかかるのは民話を調べてどのようなキャラクターにして構成していくかの部分で、あるときは1作品つくるのに1年かかったそう。
ご自身の紙芝居教室には60〜80歳くらいのおばあさんが見え、一生懸命お孫さんのために時間をかけて紙芝居をつくっているのだと話してくれた。
「おばあちゃんの描くお地蔵さんはほんとうにあったかいの。私たちではとても描けない。ありがたいの。」
介護施設のおばあさんたちのために紙芝居をあげた人もいたようで、誰かの喜ぶ顔を見るために一生懸命作った紙芝居はどれもいいものだと言う。
一方のイラストレーターの仕事は20年ほど続けているそう。料理のレシピと挿絵を描かれていて、紙芝居とは異なりシンプルで、とても見やすい。料理も自分で考えているのだとか。
「料理教室もごくたまにやっているんだけど、教えるのってなかなかね・・・。料理の仕方も人それぞれの個性だと思うから。」
料理も紙芝居も、人の良さがでるものだと田中さんは教えてくれた。
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