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クラウンのメイク道具。メイク道具はトレジャーのビルの中にある専門店でも買うことができるのだとか。
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作りかけの衣装のオレンジ・イエロー基調のベスト。 衣装は手作りすることも多いという。 |
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名古屋には「プレジャー企画」というクラウン会社がある。 ここでは定期的にクラウンになるための養成講座が開かれており、保育士、ナース、学校の先生などさまざまな職種の方が受講している。 山内さんもひとり息子の幼稚園入園を期に、まずはその養成講座に通いクラウンについて学んだという。 クラウンとしての自分のキャラクターを生み出す「キャラクター開発」や、クラウンの特徴的な動き方、果てはメイクや衣装まで、プレジャー企画の講座ではクラウンとしての初歩的な技術を教えてくれるのだ。 山内さんの場合は20人程度の同期生と4カ月程、基礎を学んだのだという。養成講座の集大成として発表会を行い、その後同期の仲間数人と「イン・ザ・ボックス」という団体を作っていまも活動している。 プレジャー企画で仲間と学ぶうち、彼女が興味を持ったのが「ケアリング・クラウン」の存在であった。 その頃すでに母であった彼女にとって、小児病棟で苦しむ子供たちの姿は切実に心の痛むものであった。
「クラウンとして子供たちを助けてあげることはできないだろうか」 その強い思いはさらに今後のクラウンとしての活動に結び付いていくことになる。
「いろんな人をビビビビッと笑顔にさせる光線を」 彼女のクラウン名「クラウンビビ」は、クラウン養成講座の間に先生と考えたという。素敵な由来を持つ名前だが、彼女自身は「実は響きで決めて、由来は後付けなの」と笑っていらっしゃった。
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