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vol.1 クラウンビビの誕生

vol.2 ふたつのクラウン

vol.3 今後への思い

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クラウンとチンドン2つのホタル

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山内さんの作ったバルーンアート

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練習中の皿回しの道具

ケアリングクラウンとしての難しさ



 自分で考えるよりもはるかに奥深いケアリング・クラウンの世界。
 カーテンをめくった向こう側、扉を開けた先。どちらにしても対面するまではどのような子が待っているかわからない。元気そうな子供を相手にする場合もあれば、重い症状を抱える子供の前で芸をすることもある。そんな中でケアリング・クラウンの活動を続けていくというのは、生半可な覚悟では出来ないことである。

「見るだけで涙が出るような場面にぶちあたるかもしれないけれど、がんばりましょう」

 経験不足の自分が、いきなり参加しても大丈夫なのだろうか。不安を抱えながらも、言葉をかけてくれる代表さんをはじめとする仲間の優しさに支えられて、山内さんは挑戦してきた。 チャレンジを繰り返し、行く毎に反省の連続。まだまだ出来る芸も少ない。
 それでも、子供たちだけではなく、患者さんの家族を救いたい、笑顔にしたい、という思いが、山内さんを突き動かしている。



クラウンの芸



『ボッチ☆アダムスと愉快な仲間達』での活動は主に、病院への慰問である。
そこで簡単なマジックやバルーンを披露しているという。これらの芸はほぼ独学、自分で勉強しているのだというから驚きである。やりながら実践的に覚えていくのだそうだ。
 山内さんは現在、もっとクラウンとしての芸を増やそうと皿回しに挑戦しているのだという。ジャグリングの類の芸は不得意だと言いつつ、山内さんの表情は明るい。3mほどの長さの棒の上でくるくると皿を回すというその芸に挑戦しているという彼女は、その難しさを語りながらもそれすら楽しんでいるようである。



 




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