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アート

挑戦。新しい達磨さんのかたち

日本人の心に溶け込みつつも、偉大な「達磨さん」そんな親しみ深い「達磨さん」を新しい手法で描く田中さんの想いをお聞きしました。
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その1:ものづくりの精神を込めて

その2:日本人の心に溶け込む達磨さん

その3:だるま刻画ができるまで

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その3:だるま刻画ができるまで

0102|03

作業中
女性の絵
4作品文字

 苦労その2:木を彫る


彫り進めていくと気に入らないときや失敗するときがあります。そのときはもう一度彫り直しをするそう。気に入るまでは何度でも直すというとても根気強く集中力が必要な作業です。木の脂・木目などはムラが出たり色がつかなかったりするので、一筋縄ではいかないのです。また、達磨さんではないですが、手間のかかった作品…それは「女性の描かれている作品」だそう。浮世絵などから作品のアイディアを持ってくるとそれだけで時間がかかるようです。特に女性は描くのが難しく、女性を描くだけでも1,2ヶ月はすぐに過ぎてしまうそう。そして集中してやらないと女性の滑らかな曲線や女性らしさが出ないそうで、本当に集中力のいる作品です。


 田中さんの中に失敗はない


「新しいことに挑戦する時、失敗を恐れてはいけない。もともと「失敗」という字はない。」
田中さんが仕事を含め、新しいことを始めることができたのも常にこのような考えが心にあるからではないでしょうか。「自分の納得のいくまで、完成するまでやればいい。そして目標に突き進めばいい。テーマや課題をもてば必ず成功する。人間、前に進むのみ。目標を決めて一生懸命やれば最終的にはきっと成功することができる。満足感が得られる。」そう熱く語る田中さん。その精神はモノづくりの原点でもあります。「目標を立てればアイディアが生まれる。アイディアが生まれれば完成する。だから考えることをやめてはならない。」「何事も苦痛などなく、ひたすら楽しい。苦痛と思えば何でも苦痛。信念の持ちようで人は気持ちを変えることができる。」田中さんのお話を聞いていると、それは意外に簡単なことかもしれない、自分にもできるかもしれないと思えてきます。これからも、田中さんは、達磨刻画だけにとどまることなく、様々な事に挑戦されるのでしょう。


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