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神田さんが制作した変わり駒の数々。 どれも見慣れた将棋の駒とはひと味もふた味も違います。 |
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「これも将棋の駒?」 まだ寒さも厳しい2009年の1月。取材のために、愛知県一宮市にある木曽川資料館に訪れた私たちは皆、目を丸くしてショーケースを覗き込みました。展示会場に所狭しと並んだ将棋の駒は、サクラの木やココナッツなどの様々な材質が使われた“変わり駒”。中には、ハート型の駒や人形をかたどった駒や、黒ではなく、黄色や赤などの文字色をしたものもあり、私たちが知っている駒のイメージとはおよそかけ離れたものでした。
製作したのは、一宮市在住の神田和徳さん。将棋アマチュア四段の実力者であり日本将棋連盟尾張一宮支部長でもあります。
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(上)変わり駒の歴史を嬉しそうに話してくれる神田さん
(下左)変わり駒は形だけでなく、材質もいろいろ (下右)展示を行っていた木曽川資料館
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「来場者の皆さんの反応が楽しくてね。この変わった形にびっくりする人だけじゃないんですよ。 『アジサイって駒が作れるほど幹が成長するんですか!』とか、『サクラは、うちの庭にも生えてますが、木肌がこんなに赤いなんて・・・』とか、興味の持ち方も人それぞれ」
神田さんが所蔵する変わり駒は、材質別にして700種類、駒数にすると約4万7000個にも及びます。どれも、31年の歳月をかけて神田さんがひとつひとつ手作りしてきた一品ものばかりです。
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