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上:長寿学園の活動が行われている公民館。 下:笑顔でいっぱいの長寿学園のみなさん。 |
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愛知県東部の丘陵地帯に広がる、尾張旭市。
この街で長年にわたり開催されている独自の生涯学習活動『長寿学園』は
参加者の皆さんが心から元気になれる、活気溢れる場です。そんな『長寿学園』の活動内容をもっと多くの人に知ってもらいたく、取材に伺いました。
まずは『長寿学園』について、担当である生涯学習課の鈴木さんにお話を聞きました。
――いつから『長寿学園』を始めたのですか?
昭和49年度からですが、今の形態になったのはいつか定かではありません。月に1回、講話と絵手紙、健美操というヨガのようなものを行っているのですが、その中でも講話が一番人気で、テーマによっても違いますが、やはり女性の方が多いです。健美操には50人以上の方が参加しているのですが、皆さん、私も驚くぐらいとても活発ですよ。60歳以上の方が対象ですが、なんと80歳以上の方々も参加されています。皆さん本当に年齢を感じさせないぐらいお元気です。
――『長寿学園』を初めてよかったことは?
毎回、「とてもいい講話だったよ」というその一言がとても嬉しいですね。その言葉を聞くたびに、開催してよかったと思えます。皆さんが家に帰られてからも、学んだことが日常生活に役立つことがあるようです。「是非、この人を呼んで欲しい」とリクエストもされますよ。
長寿学園は、ただ講話などの活動をして学ぶだけではなく、仲間作りなどのコミュニケーションの場にもなっているのも素晴らしいことだと思います。
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上左:いつも優しい印象の鈴木さん。
上右:スタッフの福田さんは嬉しそうに答えてくれました。 下:鈴木さんと我ら名古屋経営短期大学編集チームの4人。
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スタッフの福田さんにもお話を聞きました。
――『長寿学園』を運営してのご感想を教えて下さい。
絵手紙の活動などを見ていると、皆さんとてもお上手です。最初はなかなかうまく描けないとおっしゃる方もいるのですが、描きたいものを持ってきて描いている方もいますし、すごく熱心です。 この前、ある参加者の方から絵手紙を貰ったのですよ。最初は断っていたのですけど、その方がどうしても送りたいとおっしゃってくださったものですから。でも、貰ったときはすごく嬉しかったですね。どの活動も共通して言えることなのですが、活動を通して、いろんな人といろんなお話をして視野が広がるので、私たち担当者にとっても市民の方にとっても『長寿学園』はとても価値ある場所だと思います。
取材をしたこの日は講話が開催されたのですが、鈴木さんがおっしゃっていたように、休憩の時間などに席の前後や周りの方たちと楽しそうに会話をしている姿を何度も見かけました。 仲間と笑顔で楽しい時間を過ごす、「心から健康でいられる」場所―――それこそが、『長寿学園』の魅力であり、多くの方が集まる理由の一つではないかと感じます。
現在、長寿学園生は女性の方が多いので、男性の方にも是非、参加して欲しいとのことです。 皆さんも、楽しみながら健康になれる『長寿学園』の活動に参加してみてはいかがですか?
仲間作りにも最適です。 参加募集は4月上旬を予定しています。詳しくは4月1日号広報をご覧ください。 |