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旅行

ぶらり“どんど晴れ”旅紀行

ドラマの舞台を訪ねて、夫婦で旅した東北地方。初めてのフェリー、小岩井農場の一本桜、SLホテルの宿泊体験など、素朴ながらも美しいみちのくの旅路をご紹介します。
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過去の記事一覧

その1:初の太平洋フェリー

その2:夕暮れの仙台上陸

その3:花巻から盛岡へ

その4:小岩井農場滞在記

その5:民話のふる里を訪ねて

その6:松島湾をめぐる

その7:再び洋上へ

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その4:小岩井農場滞在記

01|02

ブルートレインで過ごす、銀河鉄道の夜

小岩井農場の中にたたずむSLホテル
先頭には名機関車・デゴイチ 丁寧なことに行き先表示は「小岩井」から「南十字星」になっていました。
少し色あせたブルーの車体が広大な空に映えます。 車内は二段の寝台。

(上)小岩井農場の中にたたずむSLホテル
(中左)先頭には名機関車・デゴイチが。
(中右)丁寧なことに行き先表示は「小岩井」から「南十字星」になっていました。
(下左)少し色あせたブルーの車体が広大な空に映えます。
(下右)車内は二段の寝台。

  4日目の宿泊は、小岩井農場内にある「SLホテル」。SLホテルとは、ブルートレインとしておなじみのナハネ20型特急寝台車を個室寝台につくりかえたもの。なんと、寝台列車をそのまま小岩井農場の中に持ってきて、宿泊施設として利用しているのです。
 寝台列車を牽引するのは、かの有名なデゴイチこと「D5168蒸気機関車」マニア羨望の機関車であります。列車の下に敷かれた線路も枕木も昔のまま。レトロ感があふれるしつらえです。

 客室概要を説明しますと、個室寝台車3両(定員48名)で、2人用個室が8室、4人用個室が8室の計16室となります。全室冷暖房完備で快適です。
 もちろんこのホテル自身が汽車として走ることはもうありませんが、小岩井の広い草原に横たわるオリエンタルブルーのその姿を見ていると、さながら銀河鉄道のようであります。岩手の澄んだ星空の下、草原の中にぽつりとともるSLホテルの灯りは、さぞや旅情を掻き立てるに違いありません。

ところで、SLホテルを電話予約した際、フロントの女性が“狭いですが”と強調していたのが妙に気になっていたのですが、チェックインしてみると、予感的中。ホント狭い!移動するのにもどこかに身体があたるくらいです。二段ベッドの上段にあがるには大の男では難行苦行。レディーファーストということで妻に譲り、私は下段に身体を横たえることとしたのでありました。(寝返りはできます)

 

その3:花巻から盛岡へ

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