遠野には民話や民芸にちなんだ施設がいくつかあります。その中のひとつ、「とおの昔話村」へ向かいました。ここは柳田国男と佐々木喜善の出会いにより生まれた「遠野物語」と伝承されている昔話を紹介している施設です。 柳田国男が滞在した善旅館を移築保存した「柳翁宿」、酒蔵を利用した建物で昔話を紹介する「物語蔵」、日本中の昔話研究を収めた「遠野昔話資料館」などが点在しています。元々使っていた建築物を活用しているだけあって、どの建物も遠野らしい風情があり、観光施設というよりはまさに「村」というべきたたずまいでした。
遠野駅近くの中央通りにある「遠野物産館」では、おりしも2階“語りべホール”で行われていた地元のおばあによる民話を聞くことができました。7人の地元のおばあたちが、交代で昔語りをしているそうです。まだ語り部という存在がいること自体驚きですが、おばあたちはボランティアでやっているとのこと。おばあたちのゆったりとした語り口と南部訛りがなんとも優しく、心が和みます。
「どんどはれ」。おばあたちの話は、このフレーズで終わります。
これは岩手の方言で「めでたしめでたし」という意味ですが、これこそが今回の旅のテーマとなったドラマのタイトルでもありました。
遠野は非常に趣のある町です。散策だけで2日は必要でしょう。
|
(左)(中)カッパは遠野の「顔」。あちこちでカッパにまつわるものが見られます。
(右)地元の語り部による民話ライブ。地元の訛りが交じった語りで、心穏やかな時間が過ごせました。 |
|
|